サーフィン・五十嵐と上山が連続1位で3回戦へ 悪条件も「どうにか乗れた」村上も敗者復活3回戦へ

[ 2022年9月19日 11:16 ]

サーフィンワールドゲームズ第3日 ( 2022年9月18日    米カリフォルニア州ハンティントンビーチ )

<サーフィンワールドゲームズ第3日>男子2回戦で1位通過した五十嵐カノアのライディング(C)International Surfing Association
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 男子2回戦3組で東京五輪銀メダリストの五十嵐カノア(木下グループ)が14・10点をマークし、1位で3回戦進出を決めた。同17組では上山キアヌ久里朱(くりす)が11・77点を出し、同じく1位で突破。敗者復活2回戦2組では、村上舜が14・00を出し、1位で同3回戦に進んだ。

 競技初日から一転、ハンティントンビーチ出身の五十嵐でさえ、「トリッキーなコンディション。好きではない。難しい」と苦笑いするほど波の読めない1日に。1回戦では1本目に8・00点を出して優位に試合を進めたものの、この日はヒート中盤まで苦戦。それでも3本目に7・67点を出すと、終了間際のラストライド(5本目)で6・43点を出し、1回戦に続き1位通過。「どうにか2本乗れて、パスできたことがうれしい。明日はヒートがないと思う。チームをサポートして、自分のリカバリーにも集中したい」と話した。

 そのトリッキーなコンディションに、最も揺さぶられたのが上山だった。20分ヒートの最初の10分、全く波が立たずに4人全員がノースコア。ちょうど10分が経過したところで、リスタートする措置が取られた。それでも最初の10分で1人でもスコアすればリスタートになることはなかっただけに、「リスタートしない場合でもオンで行けるように心掛けていた」と臨戦態勢を崩さず。これが奏功し、わずか3本のライディングながら6点台と5点台を出し、五十嵐と同じく1回戦に続き1位突破した。

 本戦2回戦では1本も乗れずに敗者復活2回戦に回った村上も、気持ちを切り替えて1位通過。「硬くならず、楽しんでサーフィンをしたいと思っている。カノアもキアヌも順調にメイン(本戦)で勝っているので、自分もリパ(敗者復活戦)から頑張りたい」と諦めずにファイナル進出を目指す。

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