貴景勝 意地の追走!1敗の高安下す 振るわない三役以上で唯一の2敗守る

[ 2022年9月19日 04:00 ]

大相撲秋場所8日目 ( 2022年9月18日    両国国技館 )

高安(左)を引き落としで下す貴景勝(撮影・藤山 由理)
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 大関・貴景勝が1敗の高安を引き落としで下して6勝目を挙げ、三役以上でただ一人2敗以内の成績上位者に名前を連ねた。全勝の平幕・北勝富士は遠藤を寄り切り、自身初の初日から8連勝で勝ち越し。1敗の玉鷲は、歴代3位タイとなる通算連続出場1456回の節目を白星で飾った。

 看板力士の責任から、土俵を割るわけにはいかなかった。貴景勝は得意の突き押しを繰り出すも、逆に高安の重い突っ張りに後退。土俵際を左へ左へ回り込んでなんとか残すと、最後は相手の手をうまく払って引き落とした。内容について問われると「あんまり覚えてないですね」。体が自然に動き、無心でつかんだ白星だった。

 前半戦を終え、カド番の御嶽海が早くも5敗、正代は2日目から7連敗と大関陣が振るわない。横綱・照ノ富士も既に3敗を喫している現状に、伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)は「本当は上位陣が引っ張らないと」と苦言を呈す。それに応えるように、トップと星の差2つで必死に食らいついている。

 2度の優勝を経験している大関は、星の差1つで賜杯を逃したことが過去4度もある。惜しくも届かなかった先場所後には「一勝の重みは凄く大きい」と痛感していた。平幕が優勝争いを引っ張る展開で今場所も混戦が予想されるだけに、ここからさらに一番一番が大事になってくる。

 この日、勝負が決まった後に少し首を気にする様子を見せた。慢性的な首の痛みと闘う日々だが「大丈夫です」と弱みは見せない。場所前には「今日勝たないと明日はないぐらいの気持ち」と取組に臨む心境を語っていた。一昨年の11月場所以来2年ぶりの優勝を見据え、勝負の後半戦へ決死の覚悟で立ち向かっていく。

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2022年9月19日のニュース