大坂なおみ、日本女子最多タイのツアー8勝目狙う　19日開幕東レ・パンパシフィックOP

大坂なおみ
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　女子テニス東レ・パンパシフィック・オープンは19日、有明テニスの森公園で開幕する。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。前回19年大会覇者で世界ランキング48位の大坂なおみ（24＝フリー）は18日に試合会場で約1時間30分の練習を行った。屋外コートで開始した直後に雨が降り出したため、屋内コートへ移動。サーブやショットの感覚を入念に確認した。

　1回戦は世界50位のダリア・サビル（28＝オーストラリア）と対戦する。大坂のツアー優勝回数は通算7回。今大会で連覇を達成すれば日本勢で女子最多の伊達公子に並び、男子を含めても錦織圭の12回に次ぐ2位タイとなる。21年2月の全豪オープンを最後に1年7カ月優勝から遠ざかる中、昨夏の東京五輪以来のプレーとなる母国で頂点を狙う。

　≪30歳奈良が涙　予選敗退で“単”は引退≫シングルス予選2回戦で、今大会で引退を表明している世界ランキング786位の奈良くるみ（30＝安藤証券）が、世界255位のイサベラ・シニコバ（30＝ブルガリア）に6―0、5―7、0―6で敗れた。本戦出場を逃し「一生忘れない、本当に幸せな時間でした」と涙した。世界ランキングの自己最高位は14年に記録した32位。土居美咲（31＝ミキハウス）と組むダブルスを残しており「気持ちを切らさずにやりたい」と視線を上げた。