幕下あ“そ”のやま(阿蘇ノ山)が自身初の無傷の5連勝。夢のあ“さ”のやま(朝乃山)戦へ前進

[ 2022年9月19日 15:31 ]

大相撲秋場所9日目 ( 2022年9月19日    両国国技館 )

出沼(右)を押し出しで破る阿蘇ノ山(撮影・久冨木 修)
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 東幕下56枚目の阿蘇ノ山(境川)が三段目、出沼(二子山)との全勝対決を押し出しで制し、5戦全勝とした。

 前日の舞蹴(二子山)戦は右四つに組んで持ち味の突き押しを行かせなかったが、この日は立ち合いから一気の攻めで快勝。「相手を正面に置けた。良かった」と笑顔を見せた。

 熊本・文徳高出身で18年初場所で初土俵。今場所は高校の同学年で昨年の学生横綱、川副(宮城野)が幕下15枚目格付け出しでデビューし、刺激を受けている。高校時代は川副が先鋒(せんぽう)で、自身は大将。番付では先を越されたが、11月の九州場所に向け「残り2番も頑張って、ご当地場所にいい番付で戻りたい」と気合を入れた。

 地元の阿蘇山にちなんだしこ名は、元大関・朝乃山とひと文字違い。兄弟子や知人から「あさのやま対あそのやまが見たい」といじられているという。幕下は5番相撲を終えて全勝は朝乃山、勇磨、大成龍、勝誠、そして阿蘇ノ山の5人。朝乃山とは残り2番勝てば千秋楽での決定戦の可能性もある。「(朝乃山戦は)自分にとって貴重な対戦になる。対戦できればうれしい」と胸を借りる立場での対戦を夢見ている。

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2022年9月19日のニュース