田村優、司令塔争いで自らの序列は「最下位だと思っている」 ラグビー日本代表候補合宿で覚悟語る

[ 2022年9月15日 21:10 ]

大分・別府合宿で汗を流す田村
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 大分・別府合宿中のラグビー日本代表候補は15日、オンラインで取材に応じ、通算70キャップのSO田村優(33=横浜)はポジション争いで自らの序列を受け止め、覚悟を示した。

 「最下位だと思っているので、頑張らないといけない」

 司令塔となるSOは今夏の代表活動で、21歳の李承信(神戸)が台頭。その他、山沢拓也(27=埼玉)と中尾隼太(27=BL東京)もおり、来秋のW杯へ熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられている。田村は今夏、代表予備軍となるナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)の合宿に参加し、代表本隊に合流したのは約1週間のみだった。

 前回19年W杯日本大会の時とは置かれた状況も違う。第2クールに突入した大分合宿では「だいぶ代表から離れていて、分からないことが多いので(周囲に)いろいろ聞いている。毎日、頑張って覚えてる。感覚を戻しながら高いレベルでラグビーができるように準備している」という。

 今秋は現在の50人超の代表候補から、10月のオーストラリアA代表戦(非テストマッチ)までに約40人に絞られる方針。W杯2度出場を誇り、大舞台までの道のりを熟知する男は「チャレンジして頑張っていく。それが一日一日、積み重なっていけば良いものになるんじゃないかという自信もある」と静かに闘志を燃やした。

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2022年9月15日のニュース