馬場咲希 宮里藍さんに憧れ「世界基準」のパワー身につけた 小学生時代同じモデル購入し屈指の飛ばし屋に

[ 2022年9月15日 04:30 ]

10番でセカンドショット放つ馬場咲希(撮影・井垣 忠夫)
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 【馬場咲希凱旋 全米女子アマ女王にアプローチ 中】中学生の頃から圧倒的な飛距離で存在感を放っていた馬場咲希。当然、多くの用具メーカーが注目していた。その中でブリヂストンスポーツにサポートを受けることに決めたのは、ギアの性能とともにある人物の影響があった。

 それは男女通じ、日本人初の世界ランキング1位に立った宮里藍さんだ。同社担当の高見明弥氏(37)が明かす。「父子で宮里藍さんが好きだということで、選んでいただいたのが始まりでした」。実は小学生時代には、宮里さんが使用するモデルを購入して使っていたという。19年から同社のモニターとなり、「海外で活躍したい」と将来の目標を語っていた。馬場の視線の先には、その頃から世界の舞台があったのだ。

 代名詞の270ヤード超の飛距離を生む1Wは「BリミテッドB1」でハードヒッター向けのモデル。アイアンは「201CB」で100グラムを超えるスチールシャフトを装着した、こちらもハードなスペックを操る。同社の中原創一郎氏(47)によると、馬場のヘッドスピードは平均で秒速45メートルで最大同47メートルに達するそう。国内女子ツアーの平均飛距離トップ10クラスでも同43メートル前後と言われていることからも、潜在能力の高さが分かる。

 現役時代の宮里さんも担当した中原氏は、そのパワーを「世界基準です」と表現した。身長もまだ伸びているという文字通り成長過程の17歳。その可能性は計り知れない。

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2022年9月15日のニュース