馬場咲希、国内凱旋ツアー16日開幕 ギャラリー多数、英莉花&千怜と同組「違う状況を楽しもうと」

[ 2022年9月15日 04:30 ]

練習グリーンでラインを指さす馬場咲希(撮影・井垣 忠夫)
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 8月の全米女子アマチュアゴルフ選手権で1985年の服部道子以来、日本人37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17=東京・代々木高2年)が16日開幕の国内女子ツアー、住友生命レディース東海クラシック(16~18日、愛知・新南愛知CC美浜C)に凱旋出場する。14日は会場で調整。オンラインで取材に応じ、意気込みを語った。

 8月に全米女子アマチュア選手権を制した17歳のアマチュアの練習ラウンドを、約50人の報道陣が待ち構えた。馬場は「想像してた4倍くらいの人がいたのでビックリしました」と驚いた様子だが、主催者推薦で出場するツアー3試合目への意気込みを問われると「全米アマのように強気でバーディーを狙っていけるゴルフをしたい」と力強く言った。

 第1ラウンドは屈指の飛ばし屋・原英莉花、先月ツアー初優勝から史上3人目の2週連続優勝を飾った岩井千怜と同組となった。トップ選手に胸を借りることに「憧れのプロに挑戦できる。現実じゃないみたい。凄く楽しみです」と笑顔が止まらない馬場。人気選手2人とのラウンドで多くのギャラリーを引き連れることになりそうだが、「今までとは違う状況を楽しもうと思ってます。プレッシャーとかはないです」と別の楽しみ方を自ら掘り起こそうと努めている。

 6月以降、日本と米欧を4度往復しながら全米女子オープン(49位)、全米女子ジュニア(ベスト32)、全米女子アマチュア選手権(優勝)、世界女子アマチュアチーム選手権(団体3位、個人4位)に出場した。この間、筋肉量は落ち、現在、体重は6キロ減。平均270ヤードを誇る1Wの飛距離も20ヤード近く落ちている。欧米遠征の疲労が残っているが「距離が出ない中、他でカバーできたら」と世界を制したもう一つの武器ショートゲームで乗り切る構えでいる。

 「馬場咲希」と語感が似ていることから、ニックネームは「手羽先ちゃん」。開催地の愛知県名物ということもあって、「手羽先とかカレーうどんとか、1回は食べたいです(笑い)」と女子高生らしい一面も見せた。

 05年生まれの新星が多士済々の日本ツアーでどこまで通用するのか注目が集まる。

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2022年9月15日のニュース