全米女子アマ優勝の馬場咲希「本当にうれしかった」ナショナルチーム先輩・吉田優利との会話に感激

[ 2022年9月15日 17:06 ]

<住友生命東海C・プロアマ>レンジで遅くまで打ち込む馬場咲希(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの住友生命レディース東海クラシック(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は16日から3日間、愛知県美浜町の新南愛知CC美浜C(6502ヤード、パー72)で行われる。

 8月の全米女子アマチュアゴルフ選手権で1985年の服部道子以来、日本人37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17=東京・代々木高2年)は開幕前日の15日、プロアマ戦のスタートが落ち着いた後の午前11時過ぎにコース入りし、練習グリーン、打球練習場で日没近くまで過ごした。

 イン9ホールを視察した14日の練習ラウンドでは想像以上だった報道陣の多さを見て全米女子アマチュア選手権優勝の反響を大きさを改めて実感した。

 「本当にティーグラウンドに着く前に見た時に、えって思考停止して、なんでこんなに多いのかなぁって思って。でもラウンドしてたら全然気にならなかったです」

 日本ゴルフ協会が今季メジャー第3戦、日本女子オープン(9月29日から4日間、千葉・紫CCすみれC)への特別承認による出場を正式発表した12日には中継を担当するNHKが夜のニュースで馬場の出場を大々的に取り上げた。米国から帰国後、周囲の注目度はますます上がっているが、そんな急激な変化の中でもマイペースを保てるのが馬場の長所でもある。

 この日はナショナルチームの先輩でもあるツアー2勝の吉田優利(22=エプソン)と練習グリーンで会話を交わした。

 「ヤバイ、ヤバイ、吉田さんだ」と馬場が緊張しながら「おつかれさまです」とあいさつすると、吉田は「(全米女子アマチュア選手権優勝)おめでとう。いっしょに回りたかったあ」と笑顔で言葉を返してくれた。

 「本当にうれしかったです」

 世界一に輝いたとはいえ、まだ、17歳のアマチュア。テレビで見ていた憧れのプロが次々に目の前に現れる環境をワクワクしながら楽しんでいる。

 「全米アマの時はピンを攻める強気なゴルフでバーディーたくさん取れて優勝できたので、今回の試合もそんな感じで強気で攻められたらいいなと思います。結果的な目標っていうのはないんですけど、とにかく全米アマの時のような自信に満ちあふれたみたいなラウンドができればいいなと思ってます」

 馬場にとっての凱旋試合は16日に開幕する。

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2022年9月15日のニュース