【18日開幕　関西大学ラグビーAリーグ】関学大　ルーキー武藤が最下位の「風景」変える

新シーズンへ、気合いの入った表情を見せる関学大・武藤航生
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　昨季7戦全敗の最下位から逆襲を期す関学大のキーマンがルーキーのFB武藤航生（こうしょう、1年＝関西学院）だ。入学わずか2カ月で迎えた春季トーナメントから定位置を奪い、既に欠かせない戦力に。「春から試合に出ることを意識して大学に入ってきた。チームの関西制覇という目標のために、自分のできることをやって貢献したい」。50メートル走6秒2のスピードに加え、相手をずらしながらボールをもらう技術も兼ね備える。

　小3からラグビーを始め、転機は高2の花園だ。2回戦で流通経大柏に7―26で敗れ、力の差を痛感した。悔しさを糧に体を強化。当時、79キロだった体重を1年間で83キロまで増やし、大学に入ってからは動きのキレも増してきた。

　開幕戦で対戦するのは昨季王者の京産大。「自分たちはチャレンジャー。いい準備をしてやるべきことをやれば、結果は後からついてくる」と小樋山樹監督（32）。大きな壁を乗り越え、8季ぶりの関西制覇へ弾みをつける。