【18日開幕　関西大学ラグビーAリーグ】近大　過去最高2位の昨年超えへ　中村主将が先頭に立つ

関西初制覇を目標に掲げる近大の中村主将（右）と三島副主将　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　近大の真価が問われるシーズンが始まる。昨季は開幕戦で天理大を、2戦目で同大を破り、過去最高に並ぶ2位と躍進した。今季始動を前にリーダーが決めたスローガンは「Exceed～超える～」。「去年のチームを超えないと、去年の成績以上は出せない。全てにおいて、去年を超えることを意識したい」と、フランカーの中村健志主将（4年＝近大付）は意気込む。

　タレントが抜けたのは事実だが、昨季から始めた週2度の2部練習は密度濃く実施。3年ぶりに行った約2週間の夏合宿では、セットプレーに時間を割いた。「まだ完成はしていないけれど、伸びしろがある」と、CTB三島琳久（りく、4年＝大阪桐蔭）は手応えを示す。

　上位チームとの対戦で幕を開けた例年から一転、今季は下位から当たる。OBで近大での指導が17年目の神本健司監督（44）は「強いチームはどんな時も勝ちきる。そういうチームになれるように」と願いを込める。過去を超えた時、関西初制覇が実現する。