元学生横綱・川副が2勝目「落ち着いて取れた」 元横綱白鵬直伝のトレーニングで下半身強化

[ 2022年9月15日 15:44 ]

大相撲秋場所5日目 ( 2022年9月15日    東京・両国国技館 )

<秋場所5日目>鳰の湖(左)を攻める川副(撮影・郡司 修)
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 昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しの川副(23=宮城野部屋)が幕内経験者のベテラン・鳰の湖(35=山響部屋)を押し出して2勝目を挙げた。

 立ち合い右差し狙いで胸から当たると少し押されながらも下からあてがって応戦し、相手の引きに乗じて前に出ていって押し出した。「昨日よりも落ち着いて取れた」と振り返った。1メートル66の川副に対して鳰の湖は1メートル72。同じ小兵の押し相撲を得意とする相手に対し「まわしに手が届きそうになかったので、差してつかまえられればという狙いだった」と作戦通り。「右が入った瞬間走りました」と会心の内容だった。

 押されても引かれても崩れない下半身の強さを発揮した。宮城野部屋で稽古を始めてから1カ月。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)が現役時代に行っていたという下半身のトレーニングメニューを教わった。「かなりキツいです。足がプルプルします」と苦笑いするほど追い込んで鍛えてきた成果が表れた。

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2022年9月15日のニュース