【18日開幕 関西大学ラグビーAリーグ】立命大 選手権出場へ燃える理系ラガーマン 山本「いい結果を」

[ 2022年9月15日 08:06 ]

ボールを手に笑顔を見せる立命大・山本龍吾
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 過去3年間は下位に低迷する立命大において、4年生は大学選手権で一度も戦ったことがない。その一人がWTB山本龍吾(4年=洛北)。「今季は一体感を高めようと頑張ってきた。まとまっていると思うし、選手権に出られるように自分もいい結果を出したい」と意気込む。

 山本自身、関西リーグの出場経験すらない。洛北高からラグビーとは関係のない指定校推薦で入学し、昨季まではCチームで過ごす時間がほとんどだった。試合出場を目標に、今まで以上に筋トレに励み、パワーアップに成功。愚直なプレースタイルに自信も加わり、Bチームを通り越して一気にスタメンの座をつかんだ。

 成長を見守る鬼束竜太ヘッドコーチ(50)も「何に対してもどん欲。春から凄く伸びてきている」と評価する。理工学部機械工学科で学び、カーボンの強度の測定を研究中。大学でラグビーに別れを告げ、卒業後は立命大大学院に進学する予定だ。はい上がってきた苦労人が、ラグビー人生の全てをぶつける。

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