【世界陸上】山西利和 男子20キロ競歩で金!大会連覇「最後は薄氷の勝利だったが勝ててよかった」

[ 2022年7月16日 08:48 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2022年7月15日    米オレゴン州ユージン )

健闘を称える金メダルの山西利和(右)と銀メダルの池田向希(AP)
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 陸上の世界選手権が15日(日本時間16日)に開幕。男子20キロ競歩で前回のドーハ大会を制した東京五輪銅メダリストの山西利和(26=愛知製鋼)が1時間19分7秒で連覇を達成した。東京五輪銀メダリストの池田向希(24=旭化成)が1時間19分14秒で銀メダルを獲得。日本勢がワンツー・フィニッシュを果たした。

 山西はスタートから先頭に立ち、レースを引っ張った。途中でペースを上げるなど主導権を握り、17キロ付近から池田と抜け出しデッドヒートを展開。ラスト1周で山西がスパートをかけ、池田を振り切り金メダル。前回王者として世界中からマークされる存在となったが、冷静なレース運びで大会連覇を果たした。

 レース後、山西は「非常に暑くてライバルもタフでなかなか離れてくれず、どうしようかなというレースだったが、最後は薄氷の勝利だったが、なんとか勝ててよかった」と連覇にホッとした表情。

 展開について「自分の良さを出すために前半から速いペースに持ち込んで、みんなが消耗した状況でラストを迎えるというのが自分のパターンなので、狙ってペースを少し早したりとか、途中で揺さぶりをかけたりした」と冷静に振り返り、ラスト一騎打ちとなった池田には「東京五輪では負けた選手で、なんとかリベンジしたいなという気持ちで最後戦った」と語った。

 パリ五輪に向けては「1年、1年、一つ一つの国際大会で勝ち切るということを目標に日々を積み重ねていきたい」と話した。

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