【世界陸上】田中希実、女子1500mで日本初の準決勝進出「ハラハラしていた」タイムで拾われた

[ 2022年7月16日 10:37 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2022年7月15日    米オレゴン州ユージン )

女子1500メートル予選で先頭を走る田中(ロイター)

 第1日の15日(日本時間16日)に行われた女子1500メートル予選2組で、東京五輪8位入賞の田中希実(豊田自動織機)が4分5秒30の今季自己ベストで7位。タイムで拾われる形で、16日(同17日)の準決勝に駒を進めた。日本勢が世界選手権のこの種目で予選を通過するのは初めて。

 田中のチャレンジの夏が始まった。今大会は1500メートル、5000メートル、800メートルの3種目に出場。「1本に全力を注ぐような気持ちで臨みたい」。この日は号砲と同時に飛び出して集団を引っ張り、終盤は順位を落としたが、まずは予選を通過した。

 「ハラハラしていたし怖かったけど、タイムで拾われてホっとしている。拾われたことを明日につなげたい」

 6月の日本選手権では2位だった800メートルの75分後にスタートした5000メートルで優勝するなど、常識を覆してきた22歳。陸上の本場・米国で、完全燃焼の第一歩を刻んだ。

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2022年7月16日のニュース