【世界陸上】サニブラウン、いきなり9秒98!! 余裕の準決勝進出「歴史つくりに来てるんで」

[ 2022年7月16日 11:34 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2022年7月15日    米オレゴン州ユージン )

男子100メートル予選で9秒98をマークしたサニブラウン(左から2人目)(ロイター)

 第1日の15日(日本時間16日)に行われた男子100メートル予選で、9秒97の自己ベストを持つサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は9秒98(向かい風0・3メートル)で予選7組1位となり、16日(同17日)の準決勝に駒を進めた。

 「とても良かった。明日につなげられる、ものすごいいいレースだった。観客も盛り上がって、久々に大きな大会でとても楽しい」とし、「歴史つくりに来てるんで。通っただけじゃ満足できないっす。もっともっと上を狙っていきたい」と闘志を高めた。

 世界選手権では17年大会の200メートルで7位入賞を果たしたものの、100メートルでは17年、19年と準決勝敗退。ともに「不完全燃焼だった」と話している。

 昨年の東京五輪はヘルニアの影響もあって、まさかの予選落ちを喫した。今季は日本選手権を制するなど復活。「全力を出し切って、自分がしたい走り、出したい結果を残せるようにしたい」。五輪を含めた世界大会で100メートルで決勝に進めば、日本勢では1932年ロサンゼルス五輪の吉岡隆徳以来、90年ぶり。偉業を見据える23歳が、まずは第一関門を突破した。

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2022年7月16日のニュース