朝乃山 4番相撲も勝利し、勝ち越し 出場停止処分が明けた元大関 三段目で格の違いを見せつける

[ 2022年7月16日 13:01 ]

<名古屋場所 7日目> 和歌桜(左)を突き出しで倒し勝ち越しを決める朝乃山 (撮影・亀井 直樹)
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 協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分が明け、三段目で復帰した元大関の朝乃山(28=高砂部屋)が16日の4番相撲でも勝利し、4戦全勝で勝ち越した。幕下経験もある和歌桜(27=春日野部屋)を当たって押し込み、回り込むいとまも与えず突き出した。勝負あった後には、土俵下へ落ちかけた和歌桜に右手をさしのべる余裕もあった。

 取組後は取材対応せず、支度部屋へ引き上げた。処分前まで活躍した幕内の土俵。その下は十両、幕下、そして三段目。勝って当たり前の取組が続くが、取材対応した1番相撲の2日目には「もう一度、土俵で相撲と取らせてもらえるよう、感謝の気持ちを忘れずに1日1日頑張ってきた。1年待って下さって、うれしかった」と拍手で迎えてくれた観客への感謝を語った。この日の場内にも「朝乃山」のしこ名入りタオルを掲げたファンの姿が多く見られた。感謝の土俵は今場所も残り3番続く。

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2022年7月16日のニュース