【世界陸上】藤井菜々子 女子20キロ競歩日本勢最高タイの6位「いいレースができた」

[ 2022年7月16日 07:13 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2022年7月15日    米オレゴン州ユージン )

女子20キロ競歩。レース中、頭に水をかける藤井(ロイター)

 女子20キロ競歩が行われ、2大会連続2度目の出場となる藤井菜々子(エディオン)は1時間29分1秒で日本勢最高位タイとなる6位だった。初出場した19年ドーハ大会は7位だった。

 現地時間午後1時10分にレースが始まり、厳しい暑さの中でスタート。序盤は先頭集団から大きく引き離され、15位あたりにつける。それでも徐々に追い上げ、順位を上げていく。一時は5位となり、最後のゴール直前で抜かれて6位となったが、充実した表情でレースを振り返った。

 「良いレースができた。20キロまで(体力が)持ったレースは初めてだったし、余裕を持って終われた」

 昨夏の東京五輪は同種目で13位。「これじゃ足りない」と練習内容から見つめ直し、同時により良い練習環境を求めて大阪から東京に拠点を移した。寮暮らしから人生初の1人暮らしとなり、自立の意識が向上。栄養士と相談しながら自炊にもこだわり、毎食、5~6品を食卓に並べる。「自己管理は前より成長しました。食事は考えられるようになった」。この1年間で進化した姿をユージンで披露した。

 4大会連続4度目の出場となる岡田久美子(富士通)は1時間31分53秒で14位だった。

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2022年7月16日のニュース