幕下筆頭・金峰山が4連勝で勝ち越し カザフスタン出身初の新十両昇進へ大きく前進

[ 2022年7月16日 15:27 ]

大相撲名古屋場所7日目 ( 2022年7月16日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所7日目>上戸(左)をすくい投げで倒す金峰山(撮影・亀井 直樹)
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 西幕下筆頭の金峰山(25=木瀬部屋)が4連勝で勝ち越しを決め、新十両昇進へ大きく前進した。

 立ち合いで上戸(26=立浪部屋)の強烈な張り手を受け「張ってくるとは思わなかった。びっくりした」。突っ張りをかわされて二本差されたが、すぐに右を巻き替えてすくい投げ。「慌てなかったですね」と冷静に振り返った。

 日大相撲部で全日本選手権準優勝、全国学生選手権3位の実績を持ち、三段目付け出しで昨年九州場所デビュー。負け越しを経験せずに番付を上げてきた。新十両昇進が決まれば、カザフスタン出身初の関取誕生となる。大きな1勝を手にしたが「まだ決まってはないので、ここからという感じ」と気を引き締めた。

 ◇金峰山 晴樹(きんぼうざん・はるき)本名=バルタグル・イェルシン。1997年6月24日生まれ、カザフスタン出身の24歳。18歳で来日し、日出高(現・目黒日大高)に転入。日大で相撲を始め、3年時に全国学生体重別大会135キロ以上級準優勝、全日本選手権準優勝。4年時に全国学生体重別大会135キロ以上級優勝、東日本学生選手権優勝、全国学生選手権3位。21年九州場所、三段目100枚目格付け出しで初土俵。1メートル91、165キロ。

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2022年7月16日のニュース