三浦佳生は合計197・59点フィニッシュ「今できるベストは尽くした」世界ジュニア

[ 2022年4月17日 01:19 ]

フィギュアスケート世界ジュニア選手権第3日 ( 2022年4月16日    エストニア・タリン )

三浦佳生
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 男子でSP20位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)はフリー137・56点をマークし、合計197・59点だった。左大腿四頭筋の肉離れの影響で万全ではなかったが、冒頭の3回転半や後半の4回転トーループを執念で決めた。演技後は笑顔も見せ、「今自分ができるベストは尽くした」と胸を張った。

 「どん底に突き落とされた」というSPから気持ちを切り替え、情熱的なフリーを滑りきった。肉離れの患部の痛みは弱まり、痛み止めは服用しなかったという。大会に至るまでの過程も学びとなり「絶対、この先、フルで万全で臨むことはないと思う」とし「試合の直前にはハプニングがあることもある。そいったところで対処と、気持ちの持続の仕方。次に向けて気持ちを切り替える新たな発見になった。良い経験になった」と収穫を語った。

 会場のタリンは1月の四大陸選手権で銅メダルを獲得した場所。喜びを知った地で、今度は悔しさを味わった。「また来ると思っていなかった。コンペティションで初めてメダルを獲った場所で思い出がある。その中でもっと良い演技がしたかった」。来季以降に今大会での教訓を持ち帰る。

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2022年4月16日のニュース