柳田大輝、追い風参考で100メートル10秒15「状態次第で0秒台狙える」学生個人選手権V

[ 2022年4月16日 18:45 ]

陸上・日本学生個人選手権第2日 ( 2022年4月16日    神奈川県レモンガススタジアム平塚ほか )

柳田大輝
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 世界ユニバーシティー大会の代表選考会として行われた男子100メートル決勝は、昨夏の東京五輪4×100メートルリレー補欠の柳田大輝(東洋大1年)が10秒30で制した。群馬・東農大二高から大学進学したルーキーが今季初戦から存在感を示し、「しっかり3本走るのが一番だった」と振り返った。準決勝では追い風参考ながら10秒15の好タイムをマーク。「余力を残せていた。風がない状態でもその辺のタイムは狙える」と手応えを口にした。

 桐生祥秀らを輩出した東洋大に入学。「高校から寮生活なので」と環境は変わらないというが、「レベルの高い練習ができている」と語る。朝食と夕食は寮で出されるが、昼食は自炊を始め、炒飯が得意という。大会パンフレットには、大先輩の桐生が出した10秒01の大会記録が掲載されており、「凄いんだな」と改めて実感したという。

 今季の目標については7月の世界陸上(米オレゴン州)出場を挙げ、派遣標準記録10秒05突破を視野に入れる。「準決勝の中盤は今までにはないスピード感があった。コンディション次第では狙える感覚が得られた。10秒0台を目指す」と宣言。大学4年間での目標については「できるだけ早く東洋の記録を塗り替えたい」と語り、大先輩の桐生が出した9秒98超えを目指す。

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2022年4月16日のニュース