BL東京の2メートル級ロックが本領 モールを起点に3トライ ラグビーリーグワン

[ 2022年4月16日 19:43 ]

ラグビーリーグワン第13節   BL東京43―22BR東京 ( 2022年4月16日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<BR東京・BL東京>後半、敵陣インゴールへボールキャリーするBL東京のディアンズ(中央)
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 BL東京(旧東芝)は43―22でBR東京(旧リコー)を下し、ボーナスポイント付きで今季8勝目(5敗)を挙げて5位を維持。上位4チームによるプレーオフ争いへ、4位の横浜(旧キヤノン)との勝ち点差2を死守した。

 伝統的にFW戦が得意なBL東京は、6トライのうち半数の3トライをラインアウトモールを起点に奪った。これを下支えするのが身長2メートル級ロックのディアンズとピアスの2人。後半25分には自らトライを奪ったピアスは「タフな試合だったが、自分たちがしたいラグビーをできた」と笑顔で振り返った。

 昨秋には日本代表デビューも果たしたディアンズも、圧倒的な高さを生かしてラインアウトに安定感をもたらしている。11日に誕生日を迎え、20歳となって初の試合には「(感慨は)あまりない」と受け流したが、「(ともに2メートル1の)ジェイコブ(ピアス)と一緒にラインアウトをすれば、簡単に取ることができる」とリーグ屈指の“ツインタワー”の威力を表現した。

 近年は上位進出を逃しているBL東京だが、今季はディアンズら入団3季目までの若手を積極起用し、シーズンが深まるに連れて調子を上げている。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「選手育成も自信を持って取り組みたい。葛藤はあるが、チャンスを与えた選手も見合う活躍をしてくれている」と目を細めた。

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2022年4月16日のニュース