23歳・植竹、3位発進 黄金世代10人目Vへ「60台で回れてホッとしている」

[ 2022年4月16日 05:30 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第1日 ( 2022年4月15日    熊本県 熊本空港CC(6499ヤード、パー72) )

<バンテリンレディス初日>1番、ティーショットを放つ植竹希望(撮影・岡田 丈靖)        
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 98年生まれの黄金世代の一人、植竹希望(23=サーフビバレッジ)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、3位と好発進した。黄金世代では19年8月の浅井咲希以来となる10人目の優勝を狙う。鈴木愛(27=セールスフォース)が6アンダーで首位に立った。

 植竹が「自分の世界」に没頭し、好発進した。4番パー5でイーグルを奪い、スイッチが入る。5番で下りの10メートルを沈めてバーディー。8番でボギーを叩いたが9番で12メートルをねじ込んでバウンスバック。「もう少し伸ばしたかったけど60台で回れてホッとしている」。首位と2打差の好位置につけた。

 狙うは黄金世代10人目の優勝だ。これまでは「優勝への気持ちが強すぎて失敗している」という。他選手の成績は見ず、ターゲットは前年優勝スコア(14アンダー)に設定。3パットしない、フェアウエーキープ、パーオンを3カ条とし、この日はフェアウエーを外したのは4度で、パーオンできなかったのも3度だけだった。

 先週は「化粧も鏡を見ずにした」と笑うほどマスターズ観戦に集中しイメージを高めた。ラウンド後、黒のウエアが黄色くなるほど花粉が舞ったこの日、マツ、スギ、ヒノキ、カヤ類…全てにアレルギー反応がある植竹は途中からマスク着用。自身に没頭するため、外敵も遮断した。己に勝った時、必ず世代10人目の偉業はかなう。

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