石川遼、徹底した安全策と復調したパットで49位→16位

[ 2022年4月16日 15:12 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン第3日 ( 2021年2月16日    よみうりCC=7180ヤード、パー71 )

<関西オープン第3日>大勢のギャラリーを引き連れる石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、関西オープン(賞金総額8000万円、優勝賞金1600万円)は16日、兵庫県西宮市のよみうりCC(7180ヤード、パー71)で第3ラウンドを行った。

 首位に10打差の49位から上位を目指した石川遼(30=CASIO)は強風の中、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70とスコアを伸ばし、通算2アンダーの16位に順位を上げた。

 「近年まれに見る疲れというかキツさはありましたね」

 これがホールアウト後の第一声。注意報が出るほどの強風と高低差の激しいコースの攻略に体力、精神力ともに大きく消耗した。

 ただ、収穫はあった。予選落ちした2週前の東建ホームメイト・カップでは打ち切れなかったパットの距離感を修正。「自分の中にある距離感」を信じ、17番から折り返しての3番まで5メートル前後のパットをことごとく沈めた。

 「ティーショットでアタックしていきたいという気持ちはあるんですけど、でもまだ、早いかな。今週は引き気味のマネジメント。それを4日間やってみてどれくらいの順位になるか。総合力が試されることになると思います」

 ショットに「気持ち悪さ」を抱える今週はティーショットを刻む徹底した安全策を取っている。守りのゴルフをどこまで貫けるか。最終日のプレーが注目される。 

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