【新体操日本代表選考会】シニア個人は松坂玲奈が首位発進「感謝の気持ち伝えたかった」

[ 2022年4月16日 18:42 ]

個人総合前半 松坂玲奈のボール
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 2022新体操日本代表選考会第1日は16日、群馬県高崎市の高崎アリーナで前半種目が行われ、シニア個人は、昨年のインカレ女王で全日本選手権2位の松坂玲奈(東京女子体育大4年/ヴェニエラRG)が合計54.900点でトップに立った。

 2022年から採用となった表現力を重視する新ルール、そして松坂にとっては大学1年時以来、約2年ぶりの有観客での試合。「見ている方に喜んでもらえるような演技を心がけた」という松坂は最初のフープで27.250点をマークすると、続くボールも27.650点の高得点。トータルで2位以下に2点以上の差をつける好スタートを切った。

 普段からあまり感情を表情に出さないタイプ。手具操作には自信を持っているのの、演技中に表情をつくることも含めて「表現は苦手だった」という。それでも新ルールに対応しない訳にはいかない。「内心、恥ずかしさはあったけど、殻を破ろうと思った」と自分の演技をビデオ撮影し、確認しながら修正。本番では「新しい自分を見せることで感謝の気持ちを伝えたかった」という思い乗せた演技が表現力を評価するA得点でフープ、ボールともに8点の高評価を得た。

 ジュニア個人は馬場せせら(14=イオン)が2種目計45.300でトップ、シニア団体は日本女子体育大が29.600点、ジュニア団体はCACRGが19.450点で首位に立った。

 最終日の17日は後半種目が行われ、ワールドゲームズ2022(米バーミングハム)、ワールドユニバーシティーゲームズ(中国・成都)、アジア競技会(中国・杭州)、アジアジュニア選手権(タイ・パタヤ)の日本代表が決定する。

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