渋野日向子 68で3打差2位に急浮上「笑顔で終えられるよう頑張る」ロッテ選手権第3日

[ 2022年4月16日 11:59 ]

米女子ゴルフツアー ロッテ選手権第3日 ( 2022年4月15日    ハワイ州 ホアカレイCC=6603ヤード、パー72 )

渋野日向子(AP)
Photo By AP

 7打差11位から出た渋野日向子(23=サントリー)が4バーディー、ボギーなし68と伸ばし、通算7アンダーの2位に急浮上した。首位とは3打差。72で回ったキム・ヒョージュ(26=韓国)が通算10アンダーで首位を維持した。

 渋野がムービングデーに4つスコアを伸ばし、一気にリーダーボードを駆けあがった。3打差の2位。19年AIG全英女子オープン以来、約3年ぶりの米ツアー2勝目が見えてきた。中継局WOWOWのインタビューに「前半は危ない場面もありましたけど、何とかオールパーでしのいだ分、後半しっかりと伸ばすことができたのは凄いうれしかった」と笑顔で振り返った。

 前半は耐えるゴルフ。ピンチをしのぎながら、9ホール全てパーを積み重ねた。すると、バックナインで一気にギアを上げる。10番で6メートルを沈めてバーディーを奪うと、続く11番パー5ではフェアウエーからの第2打で1Wを使う“直ドラ”を披露。グリーン手前まで運び、そこからアプローチを寄せてスコアを伸ばし、「日に日に直ドラの精度が良くなっていると感じているので、明日も使えたらいいなと思います」と宣言した。

 首位とは3打差。米ツアー2勝目を射程圏に入れ、最終日を迎える。2週前の前戦、シェブロン選手権では第2日で首位に立ちながら第3日に5オーバーの77とスコアを落とした。「先々週、苦い思いをしてしまったので。追う立場ではありますけど、しっかりといい位置で終えられるように、笑顔で終えられるように頑張りたいと思います」と冷静に残り18ホールを見据えた。

続きを表示

2022年4月16日のニュース