【宮原知子、語る 引退会見(3】北京五輪届かなくても「悔しさよりも、やりきった」

[ 2022年4月1日 14:51 ]

<宮原知子引退会見>宇野昌磨の言葉に感極まる宮原知子(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子で18年平昌五輪4位の宮原知子(木下グループ)が1日、オンラインで引退会見を行った。

 【宮原知子、語る(3)】

 ――今後のスケートとの関わりは

 「まだはっきりと自分の中で計画が立っているわけではないんですけど、まずはたくさんのアイスショーに出たいという夢があるので、プロスケーターとして次のスケート人生を歩んでいけたらなと思っています」

 ――全日本選手権5位で決断したのか、そこから考えて決断したのか

 「正直なところ、もうグランプリ・シリーズあたりから最後になるかもしれないっていう気持ちはどこかにあって。全日本選手権終わった直後にはもう、やめようって吹っ切れていた感じです」

 ―北京五輪に届かなかった悔しさは

 「もちろん行きたかったなという気持ちはあるんですけど、それ以上に、やれることをやって、やっと試合で自分の足でスケートしてるっていう感覚を感じながら、滑ることができた感覚が本当に達成感に繋がったので。悔しさよりも、やりきったなっていう気持ちの方が今は強いです」

 ――かつて医者になりたいなど他のキャリアも見据えていたが、スケート以外での夢は

 「今も医学の道への夢は持ち続けているので、これからどのような形で携わっていくかは、まだこれから考えたいと思っているんですけど、勉強はしたいなと思ってます」

 ――ラグビーの福岡さんのようなイメージか

 「これからどうしようかなって。いろんな方法があると思うので、探り中です」

 ――最後に
  
 「改めまして、本当に本当にたくさんのサポートをしていただけて、ここまで来ることができたので、ひと言では言い切れないんですけれども、本当に感謝しています。これから、いろんな人生においていろんな選択肢があると思うんですけど、これまでたくさんの壁を乗り越えてこられたと思うので、これからもたくさんの壁を乗り越えて頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします」

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2022年4月1日のニュース