イ・ボミ予選落ち シード落ち決定も引退否定「また日本に来て良いプレーができるように頑張りたい」

[ 2022年4月1日 15:42 ]

女子ゴルフ ヤマハ・レディース2日目 ( 2022年4月1日    静岡・葛城ゴルフ倶楽部 )

<ヤマハレディースオープン・2日目>10番、ティーショットを放つイ・ボミ(撮影・西尾 大助)
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 イ・ボミ(33=韓国)が78とスコアを崩し、通算11オーバーで予選落ちした。これで11年の日本ツアー参戦以来続けていたシード権継続を逃した。

 「正直シードは難しと思っていました。シードよりは、楽しく自分のプレーができるように頑張ったんですが、ファンの人たちがいるところで良いプレーができなかったのが辛いです」

 昨季は賞金ランキング82位、メルセデスランキングも84位でシード圏内に届かなかった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による入国制限で欠場を余儀なくされた試合があったため、救済措置で開幕から5試合の出場が認められていた。その間に約1500万円を獲得できればシード権を手にすることができたが、それも優勝が条件だった。

 大会後は韓国に戻り、永久シードを持つ韓国ツアーを中心に活動。「帰って掃除もしたいし、旦那さんにおいしいご飯を作ってあげたいなと。ショットも悪くて成績も悪いと、気分を明るくできないので、旦那さんも同じでつらいと思う。ごめんなさいという感じ。これから帰って2人で楽しくしたい。年内は6、7試合に出場する予定です」

 現役引退は否定しているものの、活動の場は限られてくる。
 「正直、昨日、今日みたいな感じだと早く引退もという感じですが、まだ応援してくれている人が多いので。それに引退を考えているとゴルフにも良くないと思うので、今年は出られる試合には出て、その後に考えていかなと。韓国では永久シードがあるので、そこのイメージができていないとダメかなと思います」

 シード権を失っても、日本ツアーへの思いは変わらない。主催者推薦でのスポット参戦を希望しており、6月のサントリー・レディースへの出場を望んでいる。

 「応援してくださっているファンの方もスタッフもいますし。もう1回、優勝は難しいかもしれませんが、私が納得できるプレーが1試合でもできればと。私はしんどいですけど、みんなのために頑張りたい。それだけです。まだ諦めずに練習するので、また日本に来て良いプレーができるように頑張りたいです」と話した。

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2022年4月1日のニュース