丸山城志郎 VS一二三への期待感じるも「まずは1回戦」 あす開幕 柔道全日本選抜体重別選手権

[ 2022年4月1日 15:30 ]

丸山城志郎
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 柔道の階級別日本一を決める全日本選抜体重別選手権(2、3日、福岡国際センター)の前日記者会見が1日、オンライン方式で行われ、男子66キロ級で世界選手権を2連覇中の丸山城志郎(28=ミキハウス)が出席。自身の競技が行われる2日後に向けて「(状態は)良くも悪くも普通。あとは平常心で、残り1日をしっかり調整して、万全の状態で挑むだけ」と意気込みを示した。

 今大会での注目は、やはり東京五輪金メダリストの阿部一二三(パーク24)との約1年4カ月ぶりの再戦だろう。20年12月に行われた1対1による東京五輪代表選考会では、24分間ちょうどの激闘の末、阿部に敗戦。年下のライバルが五輪で金メダルを獲得する約1カ月前には、自身も世界選手権で2連覇を果たし、その名を知らしめた。

 両者は決勝で当たる組み合わせとなっているが、丸山は「僕と阿部選手の試合を見たいという人がいっぱいいらっしゃると思うが、まずは1回戦、そして準決勝。ここに集中しないと、決勝もない。決勝で誰とやっても全力で正々堂々と、自分の柔道を貫き、勝ちにこだわりたい」と足元を見つめながらも、優勝への強い執着心を示した。

 大会は10月の世界選手権(タシケント)代表の最終選考会にもなっており、24年パリ五輪代表争いのスタートと位置付けられている。丸山は「新たなスタートという試合でもある。ここでもう一度、“丸山、強いな”と思わせるような試合をしたいと思う」と話した。

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2022年4月1日のニュース