マッケンジー　東京SG入団会見「目標は初代王者」“ほほえみの貴公子”に集客効果期待

入団会見で目標を色紙に書いたダミアン・マッケンジー
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　“ほほえみの貴公子”が初代王者と集客請負人を託された。ラグビー・リーグワンの東京SG（旧称サントリー）は21日、東京都調布市の味の素スタジアムでSO/FBダミアン・マッケンジー（26）の入団会見を開いた。キックルーティンの途中でニヤッと笑うことで有名なニュージーランド代表通算40キャップのスターは「目標は初代王者。達成したい」と意気込んだ。

　1メートル77と決して大きくないが、スピードやステップを生かした縦横無尽のランが強みで、「フィールドのどこからでもアタックできるところを見せたい」と語る。チーフス（ニュージーランド）時代から日本のファンにも名の知れた存在で、会見に同席した田中澄憲GMも「いい選手が入ればチームに相乗効果が生まれる。日本のファンが見に来たいと思うことも大事」と集客効果にも期待した。

　新リーグではチームが試合の興行権を持つため、田中GMも「（チケット収入）4億円が目標。そのためにはホストゲーム8試合で70％は入れたい」。昨季のボーデン・バレットに次ぐ王国からの大物が、優勝と集客の2つの目標に貢献する。

　◇ダミアン・マッケンジー　1995年4月20日生まれ、ニュージーランド・インバーカーギル出身の26歳。15年に地元のチーフスでスーパーラグビーデビュー。翌16年5月のウェールズ戦で代表デビューを果たす。19年4月に膝を故障し、同年のW杯代表入りは逃した。代表通算キャップは40。ポジションはSO/FB。1メートル77、78キロ。利き足は右。「ダミアンかDマックと呼んで」と希望。