NFLが延期の2試合を消化 ラムズは3連勝でNFC西地区首位のカージナルスとゲーム差なし

[ 2021年12月22日 13:50 ]

年間レシーブ回数のチーム新記録を樹立したラムズのWRカップ(AP)
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 NFLは21日、新型コロナの影響で2日間延期となっていた2試合を行い、NFC西地区2位のラムズが今季のスーパーボウル開催場所となっている地元のソーファイ・スタジアム(カリフォルニア州イングルウッド)で同4位のシーホークスを20―10(前半3―3)で退けて10勝4敗。3連敗のあと3連勝を飾り、NFC西地区で首位に立っているカージナルス(10勝4敗)とはゲーム差なしとなった。

 ラムズはカージナルスに対して1勝1敗と直接対決では互角だが、西地区内の成績でカージナルスが4勝1敗であるのに対してラムズは3勝2敗。レギュラーシーズンは残り3試合だが、ラムズが地区優勝を飾るにはカージナルスの黒星が必要になっている。

 シーホークス戦では今季リーグ1位のレシーブ回数と獲得ヤードを記録していたWRクーパー・カップ(28)が9回のレシーブで138ヤードと2TDを稼いで勝利に貢献。今季のレシーブ回数は122となり、1995年にアイザック・ブルースが樹立していたチーム記録(119)を26シーズンぶりに更新した。

 NFCのワイルドカード枠を争っている東地区所属のイーグルス対ワシントン(旧レッドスキンズ)の一戦も2日遅れでペンシルベニア州フィラデルフィアで開催され、地元のイーグルスが27―17(前半10―10)で勝って7勝7敗。QBジェイレン・ハーツ(23)がパスで1つ、ランで2つのTDをマークして勝利に貢献した。

 ハーツのランによる今季のTDは10。2010年にマイケル・ビックが樹立していたQBによるTDランのチーム記録(9)を3試合残した段階で更新した。

 敗れたワシントンは6勝8敗と一歩後退。今季全13試合に先発していたテイラー・ハイニキー(28)を含むQB2人が新型コロナウイルス感染防止のためのプロトコルの対象となったために、ペイトリオッツの練習チームにいたギャレット・ギルバート(30)と17日に急きょ契約を締結し、そのギルバートが先発したが、パス成功は31回中20回。獲得したのは194ヤードにとどまり、TDは記録できなかった。

 <第15週の結果>
 ▼16日
チーフス(10勝4敗)34―28*チャージャーズ(8勝6敗)
 ▼18日
*コルツ(8勝6敗)27―17ペイトリオッツ(9勝5敗)
 ▼19日
*ビルズ(8勝6敗)31―14パンサーズ(5勝9敗)
*ライオンズ(2勝1分け11敗)30―12カージナルス(10勝4敗)
*ドルフィンズ(7勝7敗)31―24ジェッツ(3勝11敗)
カウボーイズ(10勝4敗)21―6*ジャイアンツ(4勝10敗)
*スティーラーズ(7勝6敗)19―13タイタンズ(9勝5敗)
テキサンズ(3勝11敗)30―16*ジャガーズ(2勝12敗)
*49ers(8勝6敗)31―13ファルコンズ(6勝8敗)
☆パッカーズ(11勝3敗)31―30*レイブンズ(8勝6敗)
ベンガルズ(8勝6敗)15―10*ブロンコス(7勝7敗)
セインツ(7勝7敗)9―0*バッカニアーズ(10勝4敗)
 ▼20日
レイダース(7勝7敗)16―14*ブラウンズ(7勝7敗)
バイキングス(7勝7敗)17―9*ベアーズ(4勝10敗)
 ▼21日
*ラムズ(10勝4敗)20―10シーホークス(5勝9敗)
*イーグルス(7勝7敗)27―17ワシントン(6勝8敗)
 *はホームチーム、☆はプレーオフ進出が確定

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