男子・藤ノ木、女子・児玉が優勝 北京五輪代表入りへ上々滑り出し

[ 2021年12月22日 05:30 ]

 ノルディックスキーの距離全日本選手権第1日が21日、北海道・音威子府村で行われ、スプリント・クラシカル(1・7キロ)の男子で藤ノ木光(東京美装)が優勝した。女子は児玉美希(太平洋建設)が制した。23日まで3日間の総合成績で男子の1位、女子の1、2位になった選手は来年2月の北京冬季五輪代表入りを確実にする。

 女子の児玉は作戦通りの滑りだった。ゴール前の直線が長いことに着目し「いい位置で入ってこられたらいける」。狙い通りに先頭付近で直線へ。最後は夏場に鍛えた全身を使っての滑りで抜けだし、得意ではないスプリントを制した。世界選手権やW杯など国際経験はあるが、五輪の出場権が懸かったレースは初めて。前夜に寝る前は「イメージするだけで心臓がばくばくした」と笑う。代表入りに向け「自分の力を出し切れば、(総合で)1位も見えてくる」と上々の滑り出しにも気を引き締めた。

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2021年12月22日のニュース