鍵山優真　初の五輪切符へ「全力で立ち向かいたい」

＜全日本フィギュア公式練習＞練習する鍵山優真（撮影・小海途　良幹）
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　フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会となる全日本選手権は23日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。

　22日は会場で公式練習が行われ、男子の鍵山優真（オリエンタルバイオ・星槎）が練習後にオンライン取材に応じた。フリー「グラディエーター」の曲かけでは4回転サルコーの回転が抜けたが、4回転トーループは着氷。「凄い良い調子で来ていた。今の実力を確かめられる良い機会」と語った。大技ループを回避する予定。「安定感を高める練習をしてきた」とした。

　北京五輪の出場権を懸けた大一番。出場権を得たGPファイナルは中止となったが、「ネガティブに考えたことはない。ポジティブに、期間が空いたのでたくさん練習できた」と強調。「（五輪の）出場権を得たいと思う。自分の演技に集中したい」と語った。

　羽生、宇野を追いかける存在。五輪シーズンでの戦いに「2人を抜かさなければいけない状況にいる。自分も勢いは負けないように、本当に全力で立ち向かいたい」と意気込んだ。SPは24日、フリーは26日に行われる。