友野一希がSP自己新で首位発進 自らを褒め「よくこれだけいい演技ができた」 田中刑事は出遅れ10位

[ 2021年11月27日 05:30 ]

GPシリーズ第6戦ロシア杯第1日 ( 2021年11月26日    ソチ )

演技をする友野(AP)
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 男子ショートプログラム(SP)で友野一希(23=セントラルスポーツ)が自己ベストを更新する95・81点をマークして首位発進した。田中刑事(27=国際学園)は76・69点で10位と出遅れた。27日にフリーが行われる。

 3枠の北京冬季五輪代表争いで後れを取る友野が渾身(こんしん)の演技でアピールした。冒頭の4回転―3回転の2連続トーループは難なく着氷。続く4回転サルコー、演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は「(着氷で)少し詰まってしまった」という状況でもまとめた。自己ベストを7・59点更新する今季日本3位、世界7位のスコアに「よし!」と声を上げて両手でガッツポーズ。「(高い)緊張感の中でよくこれだけいい演技ができた」と自らを褒めた。

 18年の世界選手権5位の実績を誇る23歳。今季はGP第3戦、イタリア大会で6位と低調だった。羽生が右足首負傷で欠場した舞台でSPを首位発進し「誰よりも練習した自信がある」というフリーでGP初優勝を目指す。

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