近大が摂南大を圧倒して9季ぶり全国切符 関西初制覇へ、気になるVの条件は?

[ 2021年11月21日 13:47 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節最終日   近大43―14摂南大 ( 2021年11月21日    大阪市・ヤンマーフィールド長居 )

<近大・摂南大>前半、先制トライを決める近大・植田(撮影・後藤 正志)
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 近大が摂南大を圧倒した。4位以内が確定し、9季ぶり10度目の全国大学選手権出場を決めた。

 前半早々、敵陣深い位置でのスクラムで、大器のプロップ紙森陽太(4年)を中心として摂南大に重圧をかけて反則を誘い、アドバンテージが出た状態でWTB植田和磨(1年)がフィニッシュした。

 前半の最後も、同じ形でスコアをし、ボーナス1点獲得となるチーム4本目のトライを挙げた。植田は前半4トライの全てを挙げた。

 勝ち点5を加えて通算24に伸ばした。優勝争いは、全勝で勝ち点27の京産大と近大の2校に絞られている。

 2位・近大が初優勝をするためには、11月28日の最終節で関大(ヤンマーフィールド長居)に勝ち、京産大が12月4日に全敗の関学大に敗れることが条件。

 京産大は引き分けか勝ちを収めれば、近大の結果にかかわらず23季ぶり優勝が決まる。負けても、ボーナス2点(4トライ以上を獲得した上で7点差以内で敗れる)を加えれば自力で優勝。勝ち点で並んだ場合は、直接対決を制している京産大に軍配が上がるため、近大は勝ち点で上回る必要がある。

 近大が優勝するケースは以下の2つ。

 (1)【関大戦で3トライ以下の勝利→通算勝ち点28】 京産大が、関学大にボーナス点(7点差以内の敗戦、4トライ以上獲得)なしで敗れ、勝ち点27のままの場合。

 (2)【4トライ以上の勝利→通算勝ち点29】 京産大が、関学大にボーナス1点で敗れ、勝ち点28の場合。

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