畑岡が今季3勝目&賞金女王へ「チャンスはある」 米女子ゴルフ最終戦

[ 2021年11月21日 11:19 ]

米女子ゴルフ CMEツアー選手権第3日 ( 2021年11月20日    フロリダ州 ティブロンGC=6556ヤード、パー72 )

第3ラウンド、通算14アンダーでホールアウトし、笑顔を見せる畑岡奈紗。首位に並んだ=ティブロンGC(共同)
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 19位で出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は終盤の5連続を含む8バーディー、ボギーなしでこの日ベストの64をマークし、通算14アンダーの202で世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)、同2位の高真栄(韓国)、セリーヌ・ブティエ(フランス)と並んで首位に立った。

 64の好スコアで回った畑岡は「朝の練習場からショットの感触が良かったのて、どんどんピンを攻めることができた。後半はより集中できた。スタートからタフなホールが続いて、最初の4ホールがストレスがかかる。そこをうまくパーで切り抜けたのは大きかった」と笑顔で語った。

 序盤は耐える展開だった。9番で1・5メートルを沈めてバーディーを先行させると、10番でフェアウエーから1メートルにつけて連続バーディー。12番で2・5メートルのチャンスを生かした。さらに14番からは怒とうの5連続バーディーで後半は29をマーク。「気付いたら5連続だった。後半は29だったので自分でもびっくり。良い距離のパットが決まった」と満足そうだった。

 強い風が吹く中、フェアウエーキープ率は100%、パーオン率は94・4%とショットはほぼ完ぺき。合計28パットとグリーン上でも躍動した。

 今季3勝目を視界に捉えた。今大会の優勝賞金は破格の150万ドル。現在賞金ランク5位ながら、日本人では1987年の岡本綾子以来となる賞金女王になる可能性もある。「チャンスはあると思うので、自分らしいプレーで終わりたい」と意気込んだ。

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