トランポリン森ひかる 一度は引退決意も「楽しむことを忘れないように」 18日開幕世界選手権

[ 2021年11月13日 17:32 ]

トランポリン・森ひかる
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 トランポリンの世界選手権(18日開幕・アゼルバイジャン)に出場する日本代表選手らが13日、オンライン取材に応じ、東京五輪代表の森ひかる(金沢学院大ク)は「今回一番大事にしていることは楽しむこと。しっかりやりつつ、楽しむことを忘れないようにしたい」と意気込みを語った。

 予選落ちに終わった東京五輪後は「引退する予定だった」といい、約1カ月休養した。トランポリンから完全に離れ、遊び感覚で練習を再開した際に「トランポリンが好き」という気持ちを再確認。「思ったより傷が深くて、五輪の話になるとすぐ涙が出てくる感じだった。今やっとかさぶたができたかなという感じ」と胸の内を率直に明かし、「こんなに早く日本代表のジャージを着ていることにビックリしているけど、楽しむ気持ちを忘れないようにしたい」とすがすがしい表情で力を込めた。

 今大会はシンクロナイズドのみの予定だったが、直前に負傷者が出た影響で19年大会で制した個人にも出場することが決まった。24年パリ五輪に向けては「先のことについては自分でもまだ分かりません」としつつ、「それをハッキリさせるためにも、この世界選手権で自分で感じることがあるのかなと思う」と大会の位置付けを語った。

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2021年11月13日のニュース