流通経大柏、27年連続で花園切符!負傷者続出でメンバー入れ替えも専大松戸を圧倒

[ 2021年11月13日 15:28 ]

突破を図る流通経大柏の土屋主将(撮影・中出健太郎)
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 第101回全国高校ラグビー大会千葉県予選決勝は13日、市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われ、流通経大柏が専大松戸を50―13で破り、27年連続29回目の本大会出場を決めた。

 専大松戸が前半11分までに2本のPGで6―0とリードしたが、流通経大柏は同14分に相手反則からサイドアタックを重ね、フランカー中川功巳(2年)がポスト右へトライを決めて7―6と逆転。同22分にはNo・8小澤天(同)の左隅へのトライで12―6として前半を折り返した。流通経大柏は後半に本領を発揮し、5分にプロップ土屋英慈主将(3年)が左中間へ飛び込んだのを皮切りに6トライをマーク。専大松戸も後半20分に、WTB村山侑矢(2年)が1トライを返して意地を見せた。

 流通経大柏は夏合宿の練習試合で対戦相手に新型コロナウイルス陽性者が出たため、チームが濃厚接触者と認定されて対外活動が制限された。代わりに行った部内マッチでケガ人が続出したこともあり、この日は全国王者・桐蔭学園(神奈川)を破った春の関東大会メンバーから7人を欠いていたという。相亮太監督(40)は「今日の試合では花園で2トライを取れるぐらいの力。物足りなさを感じるし、昨年のベスト8には届かない」と厳しく分析。それでも「チームとして手負いの状態は底上げのチャンス」とケガを抱える選手を無理に使わず、下級生の突き上げにより控えに回っていた3年生らが先発で花園キップを獲得したことに「一定の評価はしたい」と話した。

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2021年11月13日のニュース