豊島 逆転で13年以来2度目のV、大会5人目の永久シード権獲得

[ 2021年11月13日 05:30 ]

スポニチ主催内閣総理大臣杯第52回日本社会人ゴルフ選手権最終日 ( 2021年11月12日    神奈川県 相模原GC西C レギュラー=6920ヤード、シニア=6742ヤード、共にパー72 )

<内閣総理大臣杯第52回日本社会人ゴルフ選手権>トロフィーを手に笑顔を見せるシニアクラスで優勝した町田(左)とレギュラークラスで優勝した豊島(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 1打差3位からスタートの豊島豊(44)が奥松良太(25)との終盤の競り合いを制して73をマーク、2日間通算イーブンの144で13年に続き2度目の優勝。大会5人目の永久シード権を獲得した。今年新設されたシニアクラスでは、町田重和(57)が76で逆転、通算7オーバーの151で初代王座に就いた。

 20歳近く年下の奥松を逆転し2度目の優勝を果たした豊島は「1回目と同じコースですね。若い人相手に、最終日はもう逆転しかないと思っていました」と喜んだ。奥松には1Wで平均50ヤード、時には70ヤードも置いていかれたが、アプローチやパットでカバー。「ピンの上、横には付けない」をモットーに難グリーンを攻略した。

 中央学院大を卒業後イベント企画会社を経営しながら日本ミッドアマ(25歳以上)優勝2度など、関東を代表するアマとして活躍。「素晴らしいコースにチャレンジできるのが魅力」という社会人大会でうれしい永久シードを獲得。17日からは日本ミッドアマで3度目の優勝に挑戦する。

 《町田が初代シニアクラス王者》シニアクラスで初代王者に輝いた町田は「まさか、まさかが10個くらい続きます。初代チャンピオンなんて凄いですね」と驚きの表情だった。千葉県木更津市でガソリンスタンドを経営。ハンデ5ながら競技ゴルフとは無縁だったが、仲間から「試合に出ないと強くなれない」と言われ今年が初挑戦。千葉予選、関東大会を通過し「2日間ともアプローチ、パターが良かった」と一気に全国の頂点に立った。

続きを表示

2021年11月13日のニュース