W杯4大会連続出場のレジェンド ロックのトンプソンが浦安で現役復帰 ラグビーリーグワン

[ 2021年11月13日 16:41 ]

浦安への新加入が発表されオンラインで会見に参加したトンプソン・ルーク(中央)と、リアルで会見に参加した(左から)内山浩文GM、ロブ・ペニー監督、シェーン・ゲイツ主将、金正奎クラブキャプテン
Photo By スポニチ

 ラグビーリーグワンの浦安は13日、元日本代表ロックでW杯に4大会連続で出場したロックのトンプソン・ルーク(40)の新加入を発表した。通算71キャップを誇るトンプソンは19年W杯後の国内シーズン限りで引退しており、丸2年ぶりの現役復帰となる。チームはこの日、浦安市の本拠地での新体制発表会見で“サプライズ発表”があると予告していたが、文字通りの大きなインパクトのある発表となった。

 現在、生まれ故郷のニュージーランドで牧場を経営しているトンプソンは、浦安とオンラインで結び会見に臨んだ。日本では長年、近鉄(現花園)でプレーし大阪仕込みのボケが板についているトンプソンは、「トンプソン・ルークです。26歳です」と自己紹介。復帰については「難しくもあり、簡単な決断だった。家族も日本が恋しく、私はラグビーが恋しかった。またトップレベルでプレーするチャンスがあり、ワクワクしている」と話した。

 すでに来年1月の開幕に向けて体を作っており、ニュージーランドではクラブレベルの試合にも出場しているという。年齢的には厳しい見方もあるが、「体が思い出すまでは時間が掛かるかも知れないが、自転車に乗るようなもので、体が覚えている。メンタルとフィジカルは長い休養でかなりリフレッシュできている」と復帰に自信を示した。

 浦安の内山浩文GMはトンプソンの獲得に向けて9月ごろから代理人を通じて交渉してきたといい、3季ぶりに復帰したロブ・ペニー監督も本人と面談済み。指揮官は「トンプソンは偉大な選手で、日本でかなり大きなレガシーを残した。間違いなく、このチームにも貢献してくれる」と大きな期待を寄せた。

続きを表示

2021年11月13日のニュース