村元、高橋組は6位 FD、合計とも日本歴代最高点「この1年の成長」北京切符へ前進

[ 2021年11月13日 16:02 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦・NHK杯最終日 ( 2021年11月13日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュアNHK杯最終日>アイスダンス・フリー、演技をする村元哉中・高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 アイスダンスのフリーダンスでは、結成2年目で国際大会本格参戦の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が108・76点、合計179・50点をマークして6位に入った。フリー、合計点とも日本歴代最高得点。北京五輪出場1枠を争う小松原を上回り、夢舞台へ前進した。

 村元は「大きなミスなく練習してきたことを発揮できた。表現でも昨シーズンと比べて余裕を持って滑れた」と振り返り、高橋も「大きなミスなく大きな舞台を終えることができて大きな自信になった」と語った。

 昨季から引き継いだクラシックバレエの「ラ・バヤデール」を演じ、序盤のスピンから拍手がわき起こった。終盤のツイズルで魅了すると、優雅な曲調に合わせたコレオステップでは手拍子を誘った。リズムダンスの「ソーラン節&琴」とは対照的に、しっとりとした音楽に合わせて伸びやかなスケーティングを見せた。小さなミスはあったが、高橋は「細かい部分抜きにまとめられたのはこの1年の成長」と話した。

 五輪の最終予選会となる12月の全日本選手権へ確かな手応えをつかんだ。村元は「もっともっとスケーティングの強化が必要」と言い、高橋も「エッジワークで取りこぼしあったり、そこが点数につながる。リフトは質を上げないといけない。それ以上にスケーティングのエッジワークが大きなところなので、コツコツやっていけたら」と足元を見つめた。

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