アルゼンチンがイタリアに5トライ快勝 テストマッチの連敗7で止める

[ 2021年11月14日 00:04 ]

ラグビーオータムネーションズシリーズ   アルゼンチン37―16イタリア ( 2021年11月13日    イタリア・トレビソ )

<イタリア・アルゼンチン>トライを決めるアルゼンチンのクレメル=左手前(AP)
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 世界ランキング8位のアルゼンチンが同14位のイタリアを37―16で破った。アルゼンチンは7月17日のウェールズ戦(33○11)以来の勝利で、テストマッチの連敗を7で止めた。両国の対戦成績はアルゼンチンの通算17勝1分け5敗となった。

 地力で勝るアルゼンチンが先制したのは前半9分。味方ハイパントをFBボフェッリが敵陣ミッドフィールドで競り勝って獲得すると、サポートしたロックのクレメルがインゴールまで走りきってトライ。同28分にはグラバーキックに反応したフランカーのゴンサレスがさらに蹴り込み、インゴールで抑えてチーム2トライ目。代表デビュー戦となった今年7月のルーマニア戦でもトライを挙げていた20歳が、再び決定力を見せつけた。

 後半立ち上がりの2分にもCTBモローニにトライが生まれたアルゼンチンは、その後一時は8点差にまで詰め寄られたが、WTBコルテロ、途中出場のフッカーのボッシュにもトライが生まれた。昨年11月にはニュージーランドから通算30回目の対戦で初勝利を挙げるなど、大きなインパクトを残したアルゼンチン。今年のラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)では6戦全敗の最下位に沈むなど調子が上がらなかったが、シリーズ2戦目で待望の白星を挙げた。

 ロス・プーマスの愛称で知られるアルゼンチンは、23年W杯フランス大会で日本やイングランドと同じ1次リーグD組に入ることが決まっている。日本とは10月8日の1次リーグ最終戦で対戦予定となっている。

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2021年11月13日のニュース