賞金1位の萌寧 強風耐え2差3位スタート、腰痛残るも「痛み止め効いた」

[ 2021年11月13日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 伊藤園レディース第1日 ( 2021年11月12日    千葉県 グレートアイランドC=6741ヤード、パー72 )

<伊藤園レディース初日>7番、ショット待ちの間、笑顔を見せる(左から)稲見、西郷、渋野、小祝(撮影・西尾 大助)
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 賞金ランク1位の稲見萌寧(22=都築電気)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70で回り、首位と2打差の3位で好発進した。青木瀬令奈(28=フリー)と上田桃子(35=ZOZO)が4アンダー68で首位。賞金ランク2位の古江彩佳(21=富士通)はイーブンパー72で11位。渋野日向子(22=サントリー)は3オーバー75で32位。賞金ランク3位の小祝さくら(23=ニトリ)は7オーバー79で77位と出遅れた。

 最大瞬間風速は16・8メートルに達した。強風が吹き荒れ、我慢比べになった。6時間近くかけて18ホールを回った稲見は「風が強くて、その割にピンポジションがえげつなかったので、しんどかった」と疲労感をにじませた。

 7番でアプローチのミスからダブルボギーを叩くなど前半は苦しんだ。しかし10番で第2打を70センチにつけて取り返すと、3Uで50センチにつけた12番パー3まで3連続バーディー。17番でも伸ばし後半は32。「この風の中でアンダーで上がれて良かった」と頬を緩めた。同組の古江も「自分でうまく波に乗せているなと感じた」と脱帽するしかなかった。

 2週前の欠場の原因となった腰痛は消えていない。ホテルでは湯たんぽで患部を温めている。この日も痛み止めを飲んでティーオフ。「普通に振れていない状態で、風が強くて大丈夫かなと思っていた。痛み止めが効いてくれた」と話した。

 不安を抱えながらの戦いが続く。第2日に向けて「明日は万全な状態で回りたい」と悲壮な思いを口にした。

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2021年11月13日のニュース