スコットランドは健闘も反則連発で南アに逆転負け 20日に日本代表と対戦

[ 2021年11月13日 23:59 ]

ラグビー・オータムネーションズシリーズ   スコットランド15―30(前半10―8)南アフリカ ( 2021年11月13日    英エディンバラ・BTマレーフィールド )

激しく競り合うスコットランドと南アフリカ(AP)
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 20日に日本代表との対戦を控える世界ランキング7位のスコットランドは地元で同2位のW杯王者・南アフリカに逆転負けした。早く飛び出すディフェンスや巧みなパスアタックで健闘したものの、セットプレーの劣勢などが響いて後半は圧倒され、テストマッチの連勝は4でストップ。南アフリカ戦は2012年から7連敗となった。

 スコットランドは前半18分、SOラッセルのPGで3―0と先制。WTBファンデルメルヴァが自軍トライラインからのカウンターで約50メートルを快走し、南アの反則を誘った。しかし、前半21分までに3つの反則を取られるなどスクラムが劣勢で、3―3の同28分には南アWTBマピンピにタッチ際を走られて3―8と逆転された。それでも35分にキックパスから左タッチ際で内―外―内と鮮やかにパスをつなぎ、最後はFBホッグが中央へ回り込んでトライ。ゴールも決まり、10―8と再びリードを奪って折り返した。

 前半終了間際にFW第1列を総入れ替えするなど選手交代で先手を打った南アは、後半3分にCTBデアリエンディが相手ディフェンスを切り裂くランから外へパスを通し、マピンピの2つめのトライ(ゴール)で15―10と逆転。さらに11分、16分と2本のPGで21―10とリードを広げた。スコットランドは同18分、逆サイドWTBのファンデルメルヴァを入れたパス攻撃でホッグがこの試合2つめのトライ。15―21と詰め寄ったが、見せ場をつくれたのはここまで。その後はブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)やセットプレーで後手を踏み、反則連発から南アに3本のPGを決められて最終的には15点差をつけられた。

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2021年11月13日のニュース