パラスキー新田&川除がカナダへ出発 「重要」なシーズン初戦が「ようやく始まる」

[ 2021年11月13日 18:39 ]

カナダに向けて出発した新田佳浩(左)と川除大輝
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 北京冬季パラリンピックに出場するノルディックスキー距離で男子立位の新田佳浩(41=日立ソリューション)と川除大輝(20=日立ソリューションズJSC)が13日、成田空港からカナダに向けて出発した。今後は現地で約2週間の雪上練習を行い、シーズン初戦で12月4日に開幕するワールドカップ(カナダ)へ臨む。

 98年長野大会から7大会連続での大舞台となる新田は、パラリンピックシーズンの初戦は「重要」と位置づけており、新たな取り組みに挑戦する。これまでのウォーミングアップは体幹トレーニングを中心としてきたが、今回からランニングドリルを導入。「動きの中で(体や筋肉の使い方を)スキーに結びつけ、連動させる」狙いがあるという。

 2大会連続のパラリンピック出場となる川除は新フォームを模索中。W杯では試行錯誤しながら「自分の位置、現状を確認したい」としている。

 2人が見据えているのは、あくまで来年3月の北京大会本番。18年平昌大会金メダリストで41歳の新田は「(北京大会に)ピンポイントで(コンディションのピークを)合わせたい」と意気込み、川除は「ようやく(シーズンが)始まる。4年間で成長した姿を見せたい」と語った。

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2021年11月13日のニュース