山本草太が中部選手権2連覇「たくさん課題を見つけた」人生重ねたフリー曲を初披露

[ 2021年9月25日 21:39 ]

フィギュアスケート中部選手権第2日 ( 2021年9月25日    名古屋市・邦和スポーツランドアイスリンク )

男子フリーで「これからも僕はいるよ」を演じた山本草太
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 2選手が参加した男子フリーでは、16年ユース五輪金メダリストの山本草太(中京大)がSPに続きトップの150・02点をマーク。合計231・73点で2連覇を果たした。「今シーズンのフリー初披露。緊張と不安もあったが、今回の試合を終えてたくさん課題を見つけた」と振り返った。

 新曲「これからも僕はいるよ」を披露し、冒頭の4回転サルコー―2回転トーループでは出来栄え評価(GOE)で2・26点を引き出した。続くジャンプは足の負担を考慮して4回転トーループからサルコーに変更するなど完成形ではなく、樋口美穂子コーチからは「まだまだ伸びしろがある演技だった」と評価を受けた。

 フリーの新曲は盲目のイタリア人歌手のアンドレア・ボチェッリと中国出身の天才ピアニスト、ラン・ランがコラボした作品。曲を振り付けた樋口コーチから「自分の歩く道を自分で切り開く意味も込められている」と伝えられた山本は「これから歩む道を自分でつくっていけたら」という思いを込めて滑っている。来週はジャパン・オープンが控えており「フリーでジャンプのミスが続いた。課題を先生と見つけて練習していく」と修正を期した。

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2021年9月25日のニュース