妙義龍 過去13戦全敗の天敵・貴景勝を撃破 「初めて勝ったのは大きい」

[ 2021年9月25日 05:30 ]

大相撲秋場所13日目 ( 2021年9月24日    両国国技館 )

妙義龍(左)がすくい投げで貴景勝を破る(共同)
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 優勝争いを盛り上げる「割崩し」に34歳のベテラン妙義龍が応えた。同じ兵庫県出身で、埼玉栄の後輩でもある25歳の大関・貴景勝を撃破。過去13戦全敗と苦杯をなめさせられてきたが、優勝を争う終盤で先輩の意地を見せた。立ち合いから突き、押しの応酬。見合う展開から思い切って引いた。土俵際、俵に乗った左足一本で残しながら左すくい投げで逆転。「いい相撲で勝った感じではない」としながら「初めて勝ったのは大きい」と喜びをかみしめた。

 13日目は大関同士の対戦が予想されたが、取組を決める日本相撲協会審判部は賜杯レースに残る平幕を大関戦に抜てき。妙義龍は「ペースを崩さずやる。いつもと変わらない」と平常心を強調した。

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2021年9月25日のニュース