NZが5戦全勝で南半球4カ国対抗V 宿敵・南アとの100回目の対戦制す

[ 2021年9月25日 18:12 ]

ザ・ラグビーチャンピオンシップ第5節   ニュージーランド19―17南アフリカ ( 2021年9月25日    オーストラリア・タウンズビル )

ニュージーランドのバレットがペナルティキック決める(AP)
Photo By AP

 世界ランキング1位のニュージーランド(NZ)が同2位の南アフリカを破って5戦全勝とし、1試合を残して優勝を決めた。南アは5年ぶりの3連敗で2勝3敗。ともにW杯を3度制した両チームは1921年の初対戦以来通算100回目の対戦で、成績はNZの60勝36敗4分けとなった。

 NZは前半3分、自陣からフッカーのテーラーが抜けだし、WTBジョーダンが40メートル以上を走りきって先制トライ(7―0)。南アフリカも6分、SHデクラークのゴール前ハイパントで相手のミスを誘い、WTBヌコシのトライで5―7とした。スタジアム上空を風が舞う状況でキックを有効に使った南アはSOポラードが11分と14分にPGを決めて11―7と逆転したが、NZも31分にFBのJ・バレットのPGで10―11と1点差に迫ると、35分にはヌコシが自陣で意図的なノックオンによりイエローカード。J・バレットがPGを決めて13―11と逆転し、ハーフタイムを迎えた。

 後半は南アが分厚いディフェンスでNZの速いアタックをはね返す展開が続き、18分にポラードのPGで14―13と再び逆転。NZも21分にJ・バレットがPGを決めて16―14と3度目のリードを奪ったが、南アは27分にポラードのPGで17―16とまたまた逆転。しかし、NZは敵陣でのジャッカルで反則を誘うと、38分にJ・バレットが左中間からこの日4本目のPGを決めて19―17と試を引っ繰り返し、6度リードが入れ替わった激闘を制した。

続きを表示

2021年9月25日のニュース