松島の仏2季目がスタート 11月の代表合流へ「感覚取り戻す」

[ 2021年9月19日 19:43 ]

ラグビーフランス1部リーグ第3節   クレルモン23―22ラロシェル ( 2021年9月18日    クレルモンフェラン )

 ラロシェル戦で攻めるクレルモンの松島=クレルモンフェラン(共同)
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 クレルモンで移籍2シーズン目を迎えた日本代表のFB松島幸太朗(28)が、ラロシェル戦で今季初先発してフル出場。チームの今季初勝利に貢献する活躍を見せた。

 現地で一夜明けた19日には、オンラインで日本メディアの取材に応じ、「(7月の代表戦で)ケガをした箇所が100%じゃない不安はあったが、チームが2連敗していることもあり、早めに出た。まずはホームで勝利できて安心した」と振り返った。松島は7月3日のアイルランド戦に15番で先発し、後半に空中で競り合った際に右足首と左膝を負傷。大事には至らなかったが帰国後は「6、7週間はボールに触らなかった」といい、8月下旬に再び渡仏していた。

 21日には秋のテストマッチシリーズに向けて、日本代表候補が発表される。松島の選出は確実だが、本人は「まずはこっち(フランス)でいいプレーし、自分の感覚を取り戻す。いいプレーをすれば代表にもつながるので、自分のコンディションを上げたい」とクレルモンでのプレーに集中する構え。チームは今季、ニュージーランド代表経験もあるジョノ・ギブス氏がヘッドコーチに就任。「ボールをもっと動かそう、スマートにやろうという監督」だといい、個人として「パススキルを磨きたい」と抱負を語った。

 新型コロナウイルスの影響で帰国時に2週間の隔離を求められるため、10月23日に昭和電工ドーム大分で行われるオーストラリア代表戦は回避し、日本代表が渡欧後に合流する見込み。代表の戦力的には痛手だが、23年W杯の開催国でアップグレードを図り、再び赤白ジャージーに身を包む。

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