パラアーチェリー代表・上山 Wメダル必ず「緊張感や感動を届けられるように」

[ 2021年8月23日 05:30 ]

記者会見するパラリンピックアーチェリー日本代表の(右から)大河原監督、重定、上山、永野、大山、宮本、岡崎
Photo By 代表撮影

 東京パラリンピックのアーチェリー日本代表が22日、選手村入村に合わせて会見を行い、男子リカーブ個人と混合団体に出場する上山友裕(33=三菱電機)が「シングルス、ミックス両方でのメダルを目指したい」と意気込みを語った。

 五輪ではフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した同じ所属の宇山賢(29)に刺激を受けた。「感動した。マイナーと言われているスポーツでも金メダルを獲れば注目されるし盛り上がると思った」。SNSなどで競技の普及に努めてきた上山は、7位に終わったリオ大会後から「会場を満員にして金メダル」を掲げてきた。無観客開催により実現はできなくなったが、「オンラインやテレビで見ていただいて、緊張感や感動を届けられるように頑張りたい」と力を込めた。

 ≪重定、憧れの人と「あうんの呼吸」≫上山と混合団体に出場する重定知佳(38=林テレンプ)は「上山選手の背中を追いかけてきて一緒に出られる。個人もミックスも金メダルを目指したい」と強い思いを語った。車いすテニスを13年に引退したが、上山に憧れて本格的にアーチェリーの世界に足を踏み入れた。2人で月に1度の合宿を行いコンビネーションは抜群。「あうんの呼吸で冷静な試合運びができる」と手応えを示した。

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2021年8月23日のニュース