今季メジャー最終戦は34位 渋野「本当にもっと強くなりたい」女子ゴルフAIG全英女子オープン

[ 2021年8月23日 03:19 ]

米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン最終日 ( 2021年8月22日    スコットランド カーヌスティ・リンクス=6850ヤード、パー72 )

最終ラウンド、2番でショットを放つ渋野(R&A提供)
Photo By ゲッティ=共同

 首位と5打差18位から最終ラウンドをスタートした19年大会覇者の渋野日向子(22=サントリー)は5バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの75とスコアを落とし、通算1アンダーの34位で大会を終えた。

 晴天の下、1番で3メートル、2番で4メートルとチャンスを沈めて2連続バーディー発進。首位に3打差に迫ったが、さらなるチャージを期した3番パー4で流れが暗転する。フェアウエーからの第2打をグリーン手前の水路に入れてダブルボギー。5番ではポットバンカーにつかまりダブルボギーを叩くなど、前半だけで4つスコアを落とした。

 後半は1アンダー「35」と巻き返したが、前半の失速が響いた。ホールアウト後のインタビューに応じた渋野は「スタートが凄く良かった分、途中で自分で(流れを)切ってしまって、そこからなかなか切り替えが出来ず。最後持ち直せたことは良かったとは思うけど、やっぱり悔しいです」と悔しさをにじませた。

 19年大会でメジャー初制覇を果たし、前年覇者として臨んだ昨年大会では105位で予選落ち。そして自身3度目の全英を終えて「初日、2日といい位置で決勝ラウンドを迎えられながら、結果的に残り2日で伸ばせず落としてしまう結果に凄く悔しさはある」と振り返りつつ、「ただ、去年よりは良くなってると自分で言い聞かせてまた来年ここに戻ってきて、もっといいゴルフを皆さんに見せられるように頑張りたいなと思います」と顔を上げた。

 今大会が今季の海外メジャー最終戦でもあった。4試合に出場し、今回の34位が最高成績。「本当はもっと結果を残したい気持ちがあったんですけど、なかなかそうはさせてくれないメジャーの難しさを改めて感じました。来年以降はもっと頑張って上位で争えるように、本当にもっと強くなりたいと思わせてくれる4試合でした」と総括した。

続きを表示

2021年8月23日のニュース